社内恋愛のアプローチ体験談

社内恋愛禁止なんてハデに謳ってもね、こればかりは個人的感情の問題だから、むしろ強制的に社内恋愛を禁止する方が難しいのではないかとも思います。
理由は簡単、恋にうつつを抜かしていると仕事が疎かになるからだって。
社内恋愛が公に認められ、応援してもらえる企業があるとしたら、恐らく結婚関連のビジネス位でしょうね。
結婚式場とか、結婚相談所なら、自社の利益アップに食説繋がりますからね。
勿論、そういう強く素晴らしい女性が語る社内恋愛体験談の載ったブログやサイトも少なくありません。
もともと課長は4年制の国立大学を卒業していて、成績優秀だったんです。
実際に、社内恋愛を実らせて、開発部の男性と結婚した同僚もいますしね。
すると課長だって一応は女、当然少しずつ社内恋愛に感心を示すようになりました。
その後の彼女の仕事に打ち込む姿勢を見ていると、痛いほどそれがよく判りました。
いい社内恋愛したと思って、彼には感謝しているって言っていたけど、本当はものすごいショックだったんでしょうね。
そして、次の年のバレンタインにチョコにアプローチカードを添えて、彼女の社内恋愛はついに形を見せました。
当然、社内恋愛や婚活目的で今の会社に入ったわけではありません。
今年入って来たばかりの新人OLたちが、コソコソ噂しておりましたが、まあ確かにそうですね、うちの経理課長の口癖は、”絶対社内恋愛禁止！”ですね。
ところがところが、意外とそういう彼女は、男性社員の注目を集めちゃったんですね。社内恋愛禁止、なんてハデに謳っているうちのお局様、あれは絶対自分が社内恋愛出来ないからああ言ってるのよ。

社内恋愛に目覚めた課長は、ある一人の男性に好意を持ち、何とか社内恋愛を進展させようと、益々頑張りました。
しかも、彼女が社内恋愛を実らせるために努力したのは、仕事だけではありません。
当然、今の後輩たちのように、社内恋愛についても、2人であれこれいろんな話をしましたよ。
社内恋愛禁止、それは彼女の口癖だけど、こういう体験談を持つ人だから、きっといざとなれば応援してくれるんじゃないかなぁ、私はそう思いますね。
ただ、何故課長がああも社内恋愛禁止に拘るのか、私はその理由を知っています。
だって、私と課長は同期入社で、あの年は女子の新入社員が私たち2人だけしかいなかったんです。
本人は負けず嫌いだから、自分磨きをさせてもらって、しっかりとアプローチしたんだから、後悔はしていない。
でも、逃げ出す人も多い中、そのまま会社にとどまり、何事もなかったかのように頑張り続けている彼女は、ほんと立派だと思いますよ。
時代が変わり、今は恋愛も仕事も男女平等、女性だっていくらでも立ち直れるし、そういう意味ではアプローチせずに後悔するより、して後悔する方がいいのかも知れませんね。